『H imagine』 Vol.1 特集:スピる
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「創刊の辞」より
H imagineと書いて「ヒマジン」、そう「暇人」である。道行く人はみな足早に通りを往来するこのご時世、「怠け者」と見なされかねない彼らの姿は、どうしても否定的なものとして世間の眼には映る。だが私たちは問いたい、「暇人」であることにこそ大きな価値があるのではないかと。
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「スピる」巻頭言より
今回のテーマは「スピる」!!近年危険視されることも多い「スピリチュアル」、確かにそれは自他ともに破滅を招くほどの危険な賭けにもなり得る。しかし、「スピる」という行為は果たして社会から、そして私たちから切り離すべき/切り離し得る代物なのだろうか...
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・目次
創刊の辞(ユウジン)
巻頭言「スピる」(ユウジン)
・特集枠
なにもしない自由(ナガイ)
鳥かごの中の自由――京都大学にみる「スピる」(近畿のくろ豆)
1989年の中森明菜問題――「蒼ざめた孤独」を選んだ旅路(マチュピチュ子)
色川武大――「スピること」の非ロマネスク的な実践(星野隆也)
私のふたつの「スピる」体験――いくつかの本を手がかりに(ユウジン)
・自由枠
「信じる」という神秘について(髙木佑透)
失われた瓦礫を越えていく――映画「君たちはどう生きるか」について(曲田尚生)
・執筆者近況報告
・詩
蒼穹を越える舟路(曲田尚生)
・自由枠
図書館を作るという考えに至るまで(平田夕葵)
・特集枠
「日本人」の創出・再生産に抗して――スピってみるという抵抗(矢口陽二)
万葉はほろびむかもとけふも詫ぶわが掌に置かむ万葉もなく――歌人小林昇と彼の経済学史によせて(一)(李依妮)
非在の木霊――小林秀雄「感想」をめぐるノート(山本勇人)
なだいなだの文学と政治(その一)――『影の部分』が投げかけ続ける問題(藤野良樹)
『切りとれ、あの祈る手を〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』とともに夜を迎えて(曲田尚生)
巻頭言「スピる」(曲田尚生)
創刊の辞(ユウジン)
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